横浜には、かつて多くのソウルバーがあり、幅広くブラックミュージックへの愛情が深い場所でした。そのルーツの良さの再確認と、復活が感じられた年でした。
El Debarge - Second Chance
16年振りのソロですが、往年の声も健在で完全復活といっていいでしょう。変わらぬ美ファルセット・ヴォイスで、アルバムコンセプトは、「失ったものを取り戻す物語」との事でグットきます。セカンド・チャンスを逃すことなく、かつての様に返り咲いてほしいものです。
R.Kelly - Love Letter
この15作は、サム・クック、マーヴィン・ゲイといった往年のソウル・レジェンドにインスパイアされた、オールド・ソウル色の王道作です。アルバムのジャケット含め、50?60年黄金時代の音楽に回帰した、メロディーありきの活力みなぎるラブソング集となっています。
Mavis Staples - You Are Not Alone
Wilco のジェフ・トゥイーティーがプロデュース。現在70歳ですが、生々しくエモーショナルな歌声で、トラディショナルなゴスペル・ソウルを聞かせてくれます。ランディ・ニューマン、CCRなどの好カバー、ステイプル・シンガーズ時代の再演も収録されています。シカゴの才能結集の力作です。