夢と現実の狭間に揺れながらその孤独な魂は
導かれるように聖地<グレイスランド>に向かった―。
7月2日より名演小劇場にて公開
精密金型工場で働きながら、夜はエルヴィス・プレスリーのトリビュート・アーティストとしてステージに立っているカルロス。エルヴィスの生まれ変わりであると信じる彼は、服装から乗る車、食べるものに至るまで、本物のエルヴィスとそっくり同じものを身につけて生活をしている。更には周囲の人間に自らを「エルヴィス」と呼ぶことを強要し、娘にはエルヴィスの娘と同じリサ・マリーと名付ける程の徹底ぶりに、かつて愛したはずの妻は愛想をつかし、娘を連れて別居してしまう。そんな中、ある予期せぬ出来事からカルロスは娘の面倒を見ることになるのだが、次第に父親としての自覚が芽生え始めていく。しかし、彼には絶対に叶えなくてはならない、あるひとつの夢があった。やがて妻と最愛の娘を残し、彼はエルヴィスに導かれるように聖地<グレイスランド>へと向かうのであった―。
「エルヴィス、我が心の歌」
2012年 / アルゼンチン / スペイン語・英語 / カラー・シネスコ / 91分 / 原題:El último Elvis / 英題:The Last Elvis
スタッフ
監督・・・・アルマンド・ボー
脚本・・・・アルマンド・ボー、ニコラス・ヒアコボーネ
撮影・・・・ハビエル・フリア
製作・・・・ビクトル・ボー、アルマンド・ボー
制作補・・・アレハンドロ・G・イニャリトゥ
キャスト
ジョン・マキナニー ・・・・・・エルヴィス/カルロス・グティエレス
グリセルダ・シチリアニ ・・・・アレハンドラ・オレンベルグ
マルガリータ・ロペス ・・・・・リサ・マリー・グティエレス
5月28日?渋谷ユーロスペース他全国順次公開
7月2日?名演小劇場にて公開
配給:パイオニア映画シネマデスク