熱狂的なファンに支持され、その人気は衰えるどころか、神格化していくともいえるデヴィッド・ボウイ。
本作は、1972年にリリースし世界に衝撃を与えたアルバム『ジギー・スターダスト』と『アラジン・セイン』を引っ提げ、ワールドツアーの締め括りとして1973年7月3日にロンドンのハマースミス・オデオンで行った最終コンサートのドキュメンタリー。日本では1999年3月に劇場公開したが、ボウイ没後1年の2017年1月より全国順次公開した。
日本での上映権が満了となってしまう2019年3月、日本国内最後の上映として、3月30日[土]より名演小劇場にて公開が決定!このLAST CHANCEをお見逃しなく!
名演小劇場HP http://meien.movie.coocan.jp/
変わるんだ 変化するんだ 大人になっても変化しろ
2016年1月10日、稀代のロッカー、デヴィッド・ボウイは予言的な最後のアルバム『★』を残して逝ってしまった。さかのぼること43年前、1972年2月から73年7月にかけて、「5年後に滅びようとする地球の救世主ジギー・スターダスト」という物語を引っ提げ、25歳のボウイは、クィーン・エリザベス?世号に乗船しイギリス、アメリカ、日本を巡る1年半の長期ツアーを決行した。そして73年7月3日、ロンドンのハマースミス・オデオン劇場での最終公演を行い、華やかで妖しいグラム・ロックの寵児ボウイは、コンサートの最後で、突然自らグラム・ロックを葬り去るのだった。
監督は、ハンディカメラと同時録音によるドキュメンタリーの第一人者で、すでにボブ・ディランやジョン・レノンを撮影し、ゴダールとも仕事をしていた、D.A.ペネベイカー(2012年アカデミー名誉賞受賞)。衣装は、71年に日本人として初めてロンドンでコレクションを行った27歳の山本寛斎。
ジギーの物語と言葉の意味が伝わりやすいように、初めて全曲に新訳で歌詞字幕を挿入。字数制限のある中、ボウイの意図を簡潔に表現した翻訳は、元ミュージシャンでもある寺尾次郎。
1973年/イギリス/90分 提供:オンリー・ハーツ、アダンソニア? 配給:オンリー・ハーツ
© Jones/Tintoretto Entertainment Co.,LLC
http://ziggystardust.onlyhearts.co.jp/
【ミュージシャン】
デヴィッド・ボウイ (ヴォーカル/ギター)、ミック・ロンソン (ギター/ヴォーカル)、トレヴァー・ボーダー (ベース)、ウッディ・ウッドマンジー (ドラムス)
【スタッフ】
監督:D.A.ペネベイカー
撮影:ジム・デズモンド/マイク・デイヴィス・/ニック・ドーブ/ランディ・フランケン/D.A.ペネベイカー
編集:ロリー・ホワイトヘッド
衣装:フレディ・バレッティ/山本寛斎/メイク:ピエール・ラロシュ