「ジャズピアノの詩人」ビル・エヴァンスの悲劇に満ちた51年の人生と音楽を捉えたドキュメンタリー映画が遂に日本上陸!
エヴァンス生誕90周年記念GW 4月27日(土)より 名演小劇場 他、全国ロードショー!
現在でも多大なる影響と人気を誇るジャズ・ピアニスト ビル・エヴァンス。その出自、キャリアのスタートから人間模様、死の間際までを8年に渡り追った、貴重な証言・映像・写真の記録が遂に日本上陸! その美しい音楽の源は? そしてその裏で「時間をかけた自殺」とも呼ばれたその人生の真実とは?
●ビル・エヴァンス
1929-1980
マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーンと並び、ハードバップ以降のモダンジャズの進化に欠かせないピアニスト。
幼い頃からクラシック音楽を学び、とくに印象主義の影響を受け、ジャズでその才能を開花させる。
50年代からニューヨークでサイドマンとして活動を始め、56年には初リーダーアルバムをリリース、58年にマイルスのバンドに加入。この時点で頭書の三者が一堂に会することになる。エヴァンスが白人であったこともあり、その加入期間は短かったが、後年マイルスはエヴァンスに強く影響を受けたことを告白している。
60年代初めのポール・モチアン、スコット・ラファロとのトリオは自在なインタープレイと斬新なスタイルで伝説となるが、61年のラファロの事故死でそのチームワークは中断を余儀なくされる。
66年、21歳の新鋭エディ・ゴメスが加入し、トリオは息を吹き返す。若干のドラマーの変更を経て77年までエディ・ゴメスは在籍するが、エヴァンスの麻薬中毒が高じて、レギュラーメンバーは去り、80年に死去。
●登場人物
ポール・モチアン(ドラムス)、ジャック・ディジョネット(ドラムス)、ジョー・ラバーベラ(ドラムス)、チャック・イスラエルズ(ベース)、ゲイリー・ピーコック(ベース)、マーク・ジョンソン(ベース)、トニー・ベネット(ヴォーカル)、ジム・ホール(ギター)、ジョン・ヘンドリックス(ヴォーカル)、ボブ・ブルックマイヤー(トロンボーン)、ビリー・テイラー(ピアノ)、オリン・キープニューズ(リヴァーサイド・レコード・プロデューサー)、デビイ・エヴァンス(ビルの姪)、パット・エヴァンス(義姉)、グロリア・サンダース(スコット・ラファロの恋人) ほか
●監督:ブルース・スピーゲル
この25年間、スピーゲルはCBS News/48 Hours Mystery のプロデューサー、編集者として過ごしてきた。一方その間に、多くのドキュメンタリーを制作・監督・編集もしてきた。
2002年、共同制作した『9-11』でエミー賞とピーボディ賞を獲得。
2012年、ジャズ奏者ウィントン・マルサリス、南アフリカの伝説的な音楽家ヒュー・マサケラと共に、CBS News のテレビドキュメンタリー『Nelson Mandela:A Father of a Nation』を制作。黒人ジャーナリスト協会賞受賞。
80年代の終わり、スピーゲルは『Machito, A latin Jazz Legacy』という、40年代から50年代のラテン音楽の勃興を扱ったドキュメンタリーの脚本と編集を担当している。これはティト・プエンテ、ディジー・ガレスピー、デクスター・ゴードンなどへのインタビューをもとに、ラテン音楽史において大変な影響力を持ったマチートのバンドを扱ったものだ。サン・アントニオ映画祭審査員賞、サン・ジュアン映画祭最高賞受賞。
2006年には、『Long Road Home』 という、ヤンキースで正捕手を嘱望されたジョン・マランゴーンについてのドキュメンタリーを制作・監督している。これはベースボール・ホール・オブ・フェイム映画祭の最高賞受賞。
ドキュメンタリー映画/2015年/アメリカ/84分/4:3
配給:オンリー・ハーツ
提供:タムト
協力:ディスクユニオン/ユニバーサル ミュージック
©2015 Bruce Spiegel
名演小劇場 4/27(土)より公開
公式サイト http://evans.movie.onlyhearts.co.jp/