第75回ヴェネツィア国際映画祭? 第43回トロント国際映画祭 第56回ニューヨーク映画祭 正式出品
ロン・マン(『ロバート・アルトマン/ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男』)監督作
8月10日よりミッドランドスクエアシネマ 他、全国順次ロードショー
ニューヨークを見守ってきた職人が、
変わりゆく街に、新たな命を吹き込む――
ニューヨーク、グリニッジ・ヴィレッジに位置する「カーマイン・ストリート・ギター」。店員はギター職人のリック・ケリーと、見習いのシンディ、そしてリックの母親の三人のみ。
世界中のギタリストが愛するリックのギターづくりには、他の店にはない、ある“ルール"があった。――それは、かつてニューヨークにあった店の廃材を使ってギターをつくること。
チェルシー・ホテル、NY最古のバー・マクソリーズ…、それらはかつて沢山のアーティストが訪れ、カウンターカルチャーやビート・ジェネレーションなどの文化が生まれた名店だった。しかし時代は変わり、ニューヨークには再開発の波が押し寄せる。工事の知らせを聞きつけるたび、現場からヴィンテージ廃材を持ち帰るリックは、傷も染みもそのままにギターへと形を変えるのだった。
そのギターを手にすれば、誰もが笑顔溢れ出す。
ボブ・ディラン、ルー・リード等を魅了したニューヨークのギターショップ。
ルー・リード、ボブ・ディラン、パティ・スミスなどが、名店の廃材からつくったケリーのギターを愛用。日本からは無類のギター好きとしても知られる斉藤和義が、90年代から親交を深めている。劇中ではビル・フリゼール、マーク・リーボウ、ネルス・クライン(ウィルコ)など、名高い人気ギタリストが来店。さらにはニューヨーク・カルチャーを牽引するジム・ジャームッシュの姿も。連日繰り広げられる音楽談義。NYと音楽を愛するギタリストたちのセッションに心温まる
監督・製作:ロン・マン(『ロバート・アルトマン/ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男』) 編集:ロバート・ケネディ
出演:ジム・ジャームッシュ(スクワール)、ネルス・クライン(ウィルコ)、カーク・ダグラス(ザ・ルーツ)、ビル・フリゼール、マーク・リーボウ、チャーリー・セクストン(ボブ・ディラン・バンド)他
音楽:ザ・セイディーズ? 原題:Carmine Street Guitars? 2018 年/カナダ/80 分 配給:ビターズ・エンド
(C)MMXVIII Sphinx Productions.
公式サイト http://www.bitters.co.jp/carminestreetguitars/
ミッドランドスクエアシネマ http://www.midland-sq-cinema.jp/access/