没後40年 セロニアス・モンクの世界 公開記念
ミュージック・フィルム・ベスト・セレクション 名演小劇場
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■ アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン /Amazing Grace
名演小劇場 にて2022年1月7日(金)-1月20日(木) 上演
2018年8月16日、惜しくもこの世を去った「ソウルの女王」アレサ・フランクリン(1942-2018)。1972年1月13日、14日、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行われたライブを収録したライブ・アルバム「AMAZING GRACE」は、300万枚以上の販売を記録し大ヒット。史上最高のゴスペル・アルバムとして今も尚輝き続けている。コーネル・デュプリー、チャック・レイニー、バーナード・パーディーらに加えサザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊をバックに、アレサが自らのルーツである“ゴスペル"を感動的に歌い上げた伝説のライブは、実はドキュメンタリー映画としても撮影されていた。アルバム発売の翌年に公開される予定だったが、カットの始めと終わりのカチンコがなかったために音と映像をシンクロさせることができないというトラブルに見舞われ、未完のまま頓挫することに。しかしいま、テクノロジーの発展も後押しし、遂に映画が完成。音楽史を塗り替えたといわれる幻のライブが、スクリーンに登場する!
2018年/アメリカ/英語/91分
【出演】アレサ・フランクリン/ジェームズ・クリーブランド/コーネル・デュプリー(g) /チャック・レイニー(b) /ケニー・ルーパー(org) /パンチョ・モラレス(per) /バーナード・パーディー(ds)、アレキサンダー・ハミルトン(聖歌隊指揮)他
【配給】GAGA 2018©Amazing Grace Movie LLC
■ BILLIE ビリー /Billie
名演小劇場 にて2022年1月7日(金)-1月20日(木) 上演
不世出のジャズ・シンガー、ビリー・ホリデイ。その44年の短い生涯は波乱の連続だった。10代半ばで生活のため身体を売り、過酷な人種差別と闘い、麻薬と酒に溺れて幾度となく逮捕され、身も心もボロボロになりながらステージに立ち続けたビリー。だからこそ彼女の歌には凝縮された生が刻印され、20世紀屈指の伝説となった。そんなビリーの人生に共感したひとりの若き女性ジャーナリスト、リンダ・リプナック・キュールが1960年代から10年間かけて関係者にインタビューを重ね、時には何者かに妨害されながらもビリーの伝記を書き上げようと尽力した。しかしリンダも志半ばにして不可解な死を遂げてしまう。この度リンダが遺した200時間以上に及ぶ録音テープが発見され、ビリーの貴重な映像とともに構成されたのが、このドキュメンタリー映画「BILLIE ビリー」である。
2019年/イギリス/英語/98分
【脚本・監督】ジェームズ・エルスキン
【出演】ビリー・ホリデイ/リンダ・リプナック・キュール/トニー・ベネット/カウント・ベイシー/アーティ・ショウ/チャールズ・ミンガス/カーメン・マクレエ
【配給・宣伝】マーメイドフィルム/コピアポア・フィルム
■ リスペクト /RESPECT
名演小劇場 にて2022年1月14日(金)より公開
観客で埋め尽くされたスタジアム、輝きにあふれたステージ、美しい衣装の数々、そして魂をふるわせるパワフルな歌声…その舞台に立つのは、唯一無二の歌声と演技力で、圧倒的な感動を呼び起こすジェニファー・ハドソン。彼女が演じるのは、ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」の第1位にも選ばれた伝説の歌姫アレサ・フランクリン。映画化にあたっては、アレサ本人が生前にジェニファーを指名し、この運命的なキャスティングが実現。夢の歌手デビューを果たすもヒット曲に恵まれなかった若き日の苦悩や、父や夫との関係への葛藤を乗り越え、次第に大スターとして花開いていく様を圧巻のステージシーンと共に表現した。「リスペクト」、「シンク」、「ナチュラル・ウーマン」など本編を彩る名曲の数々も見逃せない。
2021年/アメリカ/英語/146分
【脚本・監督】リーズル・トミー
【脚本】トレイシー・スコット・ウィルソン
【出演】ジェニファー・ハドソン/フォレスト・ウィテカー/マーロン・ウェイアンズ/オードラ・マクドナルド/メアリー・J. ブライジ/マーク・マロン/タイタス・バージェス/ヘイリー・キルゴア/セイコン・セングロー/ヘザー・ヘッドリー/スカイ・ダコタ・ターナー
【配給】GAGA
© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
■ ジャズ・ロフト /The Jazz Loft According to W. Eugene Smith
名演小劇場 にて2022年1月21日(金)-2月3日(木) 上演
写真家、ユージーン・スミス(1918-1978)。戦場カメラマンとして活動後、当時絶大な影響力を誇った雑誌「ライフ」などで意欲的な作品を数多く発表、70 年代には水俣病患者を捉えた写真集によって世界に衝撃を与え、のちにジョニー・デップ主演「MINAMATA―ミナマタ―」として映画化もされた。そんな彼が1950 年代半ばから住んでいたマンハッタンのロフトには、連日連夜様々なジャズ・ミュージシャンが出入りし、ジャムセッションを繰り広げていた。そこに集まった彼らの自由奔放な演奏をつぶさに録音し、シャッターを切ることに没頭する。そのむせ返るような熱気を余すところなく伝えるのがこのドキュメンタリー映画「ジャズ・ロフト」である。
2015年/イギリス/英語/89 分
【脚本・プロデューサー・監督】サラ・フィシュコ
【出演】サム・スティーブンソン/カーラ・ブレイ/スティーヴ・ライヒ/ビル・クロウ/デイヴィッド・アムラム/ジェイソン・モラン/ビル・ピアース (以下、写真/声のみ)セロニアス・モンク/ズート・シムズ/ホール・オーヴァトン
【配給・宣伝】マーメイドフィルム/コピアポア・フィルム © 1999,2015 The Heirs of W. Eugene Smith.
■ マイルス・デイヴィス クールの誕生
名演小劇場 にて2022年2月4日(金)-2月17日(木) 上演
マイルスの人生のテーマは、言うなれば、常に垣根を取り払い、意のままに生きようとした強い決意。それが彼をスターたらしめた。何度も何度も、音楽においても、人生においても、マイルスは固定観念を破った。そうやって出来上がった作品が、世の中で新たな固定観念になった瞬間、またそれを覆した。伝統を大胆にも無視し、明確なヴィジョンとたゆまぬ向上心、そして新しい挑戦への枯渇感を持ち続けるマイルスだったからこそ、何世代ものリスナーにとっての文化的アイコンになりえたのだ。まさに彼は、ビバップからクール・ジャズ、ハード・バップ、モード・ジャズ、フュージョン、ロック、ヒップホップに至るまで、あらゆる音楽の革新者なのである。本ドキュメンタリーは、これまで未公開だったアーカイヴ映像、録音スタジオでのアウトテイク、貴重な写真などを収めた、唯一無二の奇才、トランペットの影に隠された男の素顔の物語である。
2019年/米/115分
【監督】スタンリー・ネルソン
【出演】クインシー・ジョーンズ/ハービー・ハンコック/ウェイン・ショーター/ロン・カーター/カルロス・サンタナ/ジュリエット・グレコ、etc. ?
【配給】EASTWORLD ENTERTAINMENT
【配給協力】トリプルアップ ©2019 Eagle Rock Entertainment Limited and THIRTEEN Productions LLC