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Monday, March 31, 2025

バナナレコードは2022年4月1日よりカメラのナニワ「ナニワグループ」の一員となりました。

https://www.cameranonaniwa.co.jp/bananarecord/

日頃よりバナナレコードをご利用いただきありがとうございます。

バナナレコードは1981年に創業しました。
当時27歳だった私も気付けば高齢者の仲間入り。
自分の年齢を考えこの度、新体制にすべく社長を退任いたしました。
楽しいレコード屋人生が送れたことは皆様のおかげと感謝してもしきれません。
長きにわたり大変お世話になり、ありがとうございました。
新体制のバナナレコードを今まで以上に御ひいきのほどよろしくお願いいたします。

田中秀一

以下、1989年当時に創刊したフリーペーパー「バナナ王」に連載された、
バナナレコード1号店が誕生するまでの実話『バナナレコード物語』を復刻掲載しました。

※当時掲載されたものを改変なく載せています。

バナナレコード物語

バナナレコード物語

『バナナレコード物語』 田中秀一

「バナナ王」創刊号

「バナナ王」創刊号

今日で世界が終わってしまう様な気持ちでボクは大阪心斎橋通りを歩いていた。毎日毎日こんな気持ち。うつむき加減でおまけに猫背。左手に抱えた買ったばかりのイギリス盤11枚が重くて猫背になっているわけではなく、生まれつき少々猫背だった。そういえば、小学校5年生の時好きだった女の子から「田中君て、猫背ェ?。」といわれたのが最初の失恋だったけど、それはこの際関係ない。ボクの暗い気持ちが猫背にさせた。

そう、1975年、ボクはイライラしていた。そもそもマトモな会社に就職したのが間違いのモトだった。

中学2年の時、グループサウンズに夢中だったボクは、さっそく友達とバンドを組んでテンプターズやタイガースのコピーをしていた。でも何か、もうひとつ物足りない…ベートーヴェンの第9じゃないけど "もっといい音が欲しい" そんなモンモンとした日々が続いていた。しかしある日、友達の家に遊びにいったとき彼の兄貴の部屋で見つけた物は、完全にボクの髪の毛を逆立てた。それは平凡パンチのヌード写真とローリングストーンズの "ジャンピング・ジャック・フラッシュ" とアニマルズの "朝日のあたる家" の2枚のシングル盤だった。

友達の存在を無視してボクは穴のあくほどヌード写真を見つめ、耳がダンボになるほど2枚のシングル盤を繰り返し聞きまくった。そのとき感じたのは、「そうか! グループサウンズは洋楽のコピーだったんだ。」オリジナルは素晴らしい!これだ!やっとモンモンとした気持ちから開放される思いだった。それに女の裸は美しい。ま、これはいいや。しかし、中学2年生の小僧のボクには、本屋に行って平凡パンチを買うのはとても恥ずかしくてできそうにないし (ボクはとても内気なんだ)、シングル盤を、バカバカ買うほどお小遣いも無かった。だから次の日から友達の兄貴の部屋がボクにとって、貸本屋兼レンタルレコード店に早変わりしたのは言うまでもない。 "持つべき物は友" とはよく言ったもので、年寄りの言うことは聞くもんだ。またひとつ勉強になった。

学生時代

学生時代

雨にも負けず風にも負けずボクは友達の家に通い続けた。いや、友達の兄貴の部屋に通い続けた。多いときにはボクの部屋に、平凡パンチのバックナンバーが16冊、シングル盤が23枚もあった。しかしそんな甘い生活が続くはずもなく、社長だった友達の家は倒産して、ある日突然居なくなってしまった。風の便りに聞いたところによると、レコードマニアだった兄貴はヤクザになったらしい。それ以来会ったことは無いけれど、男気だった彼の背中にはミック・ジャガーのイレズミが彫ってあったのかもしれない。

そんな日々を送りつつボクも中学3年生になり、受験シーズンを迎えた。レコードを聴くこととバンドをやる事しか頭にないボクは、見事に公立高校の受験に失敗した。ちょっとしたショックあったけど、受験の帰りに寄った栄のレコード店で聴いた1曲の方がボクにとっては大ショックだった。それはクリームの "ホワイトルーム" アルバムタイトルは "クリームの素晴らしき世界" ボクの失敗した入学祝いはこの一枚で決まりだった。この一枚のLPがボクの人格を100%変えた。ますます音楽にのめり込み、ヤクザな高校生活は過ぎ去り、名城大学という所に入学したんだけど、なにも4年間大学で勉強したかったわけでなく音楽を聞き、またそれをプレイする時間と空間が欲しかっただけだった。

ボクの希望はプロ・ミュージシャンに成る事しか頭に無かった。実際、ボクの当時の実力はたいしたもので、東京のマネージーから「東京に出て来なさい」という電話を数本いただいた。これは人生の別れ道だ。しかし情けない事にボクは肩まで伸びた長い髪を切り、大学卒業と供にある文房会社に就職しサラリーマンになった。度胸が無かったのだ。

入社したボクは3ヵ月の研修期間を終え、大阪に転勤になった。生まれてこのかた名古屋以外に住んだことの無いボクにとって、大阪はまるでコロンブスがアメリカ大陸を発見したのに等しかった。ドギツイ大阪弁にも慣れたボクがまず第一に感じたのは、街はいつも活気に溢れ、若者がエネルギッシュではつらつとしている事と、レコード店の多さだった。

自分の気持ちを裏切ってサラリーマンになった自分が悔しいのと、何もなかった名古屋への想いが渦巻き、混沌とした気持ちの中で会社をやめようと思いつつあった。そんな時、街を歩きながら一枚のチラシを手にした。その一枚のチラシこそがボクの人生を変えたのであった。

ボクが手にしたチラシにはこう書いてあった。「中古レコードセール」。それはインクがムラムラでいかにも素人の字と絵のガリ版刷り(死語か?) だった。チラシの地図をたよりに行ったビルは、なんとも怪しげでおまけにエレベーター無しの急勾配の階段の4階、それも4畳半ほどの部屋だった。普段は内気なボクだけど、こと音楽となると急にジャイアント馬場になる悪いクセがあって、もろともせず足を踏み入れた。そして一枚一枚レコードをめくり、見ていく時こんなに興奮した事はなかった。それは次に何があるのか分からないという興味と期待の連続で、一般レコード店、輸入盤店では味わえないウキウキしたフィーリングだった。

当時、東京に中古レコード専門店が数店あるのは知っていたが、大阪、名古屋には専門店と言えるものが一店も無く、あるとしても古本屋の片隅に申し訳なさそうに並んでいるとか、レコード店の一角にチョロリといった具合だった。レコードマニアの人々にとっては、時にして穴場であったかもしれないが、ボクにはレコードの死に場所の様な気がして悲しくて、つい敬速していた。

まったく違った中古レコードセールを見たとき、その醍醐味を知ってしまったボクは翌日もまた訪れた。そしてそこの主催者に「毎週土日にやっているんやけど、良かったらここでバイトせぇーへんか?」と大阪弁で誘いがあった。その一言がきっかけで毎週土日、そこでアルバイトをした。暗かった大阪での生活からやっと自分の求めるものが見つかったボクは、毎週土日の2日間が自分のすべてだった。そして会社に迷惑のかからない時期にボクは辞表を出した。「田中君!もう一度考え直したらどうかね」という支店長の言葉は耳を通り抜け、ボクの頭には名古屋で中古レコード専門店を開く事とロックがシャウトしていた。

人と人との巡り合わせというものは、運命的なもので「ここでバイトせぇーへんか?」と言った人こそ、その一年後大阪アメリカ村で開西初の中古レコード専門店 ″キングコング″ を開店した回陽氏であった。ボクにとって、先生でもあり又、大の親友でもある。

当時、名古屋で始めた中古レコードセールのチラシ

当時、名古屋で始めた中古レコードセールのチラシ

名古屋で中古レコード専門店を開店するべくホームグラウンドに帰ったボクは、レコード業界の勉強をする為に、K(株) にさっそく入社した。その時、「キッチリ3年で会社を辞め、店を出す」と固く心に決めていた。商売の勉強をしつつ、タウン誌に小さな広告を出した。「不要レコード買います。田中。」ひと月にわずかな問い合わせしかなかったし、レコードを売ってくれる人も少なかったけど次第に増えはじめ、退職とともに名古屋で初の中古レコードセールを栄町ビルの小さな一室で行なった。それは大成功で、土日の2日間のセールで36万円も売れた。大金が入った事よりもボクが名古屋でやろうとしている事は間違っていないんだという確信を持てた事がとてもうれしかった。

しかし、毎月一回のレコードセールも何度か繰り返すうちに、店が無いという最大のネックからレコードが思うように集まらなく、売上もジリジリ下がっていってしまった。

そんな事で、ボクは店探しにかかろうと思った。しかし、その前にどうしてもニューヨークヘ行きたかった。それは世界のトップをこの目で見、この体で感じ、そのエッセンスを注ぎ込み、世界ナンバーワンの中古レコード専門店を名古屋に作りたかったからだった。

ニューヨークヘ行こうと決めた次の日、ボクの決心を揺るがす1本のTELが鳴った。

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呂布カルマ「SUPERSALT」発売にあやかって、昨年出た傑作、MAKER「さそり座ストリップ」の発売時に、大須店新品バイヤーと呂布カルマ/MAKERで行ったインタビューを公開します。


諸事情でお蔵入りとなっていましたが、呂布カルマ氏が「MAKERの良さは、まだまだ全然みんなに届いていない。もっと広く聴かれて欲しい。」とのことで、最新作5thにも参加させたMAKER氏のインタビューをこのタイミングで載せようということになりました。



---MAKER 「さそり座ストリップ」リリース・インタビュー---


- 2017年3月に、とあるサンプルCDをいただいた。1stアルバムも良かったラッパーさんだったので「楽しみだなー」と何気なく聴いていたところ、1曲目から「アレ?これ凄くないか?」と違和感に近い、変な直感が走りました。2曲目はなぜか「イントロ」。そこで3曲目からは歌詞カードを読みながら聴いてみることにしました。


「歌詞カードのリリックが輝いて見えた」


比喩ではなく本当に目がくらんだ。こんなことは年に数回あるかないかです。
すぐに、とんでもない作品が生まれてしまった衝撃を実感し、その誕生をリリース前に体験できた高揚感が全身を包みました。


その作品とは「さそり座ストリップ」。
郡上のラッパー、MAKERの2ndフルアルバムです。


ほぼ同時期に呂布カルマもツイートしました。
「MAKER/さそり座ストリップ お前の知らないやばいやつ。」とジャケット写真付きで紹介。
その後そのツイートを自ら引用し、「今年の1番きたわ。ぶっちぎりで。」と改めて絶賛。


同じ岐阜県の裂固(高校生ラップ選手権で優勝し若者に絶大な人気があるラッパー)も
「makerさんのさそり座ストリップもう100回は聞いた。この人1人で日本語ラップの可能性10パーセントぐらい上げたんじゃないかって程の作品 絶対買った方がいい」
「この人知らずに日本一のラッパーは誰かなんて話はできんと思う 聞いてみて 言い過ぎてないから 岐阜の誇り」と最大限の賛辞を送っています。


リリース後は、数少ない「発見者」たちから、驚きの声が少なからずSNSに上がってきました。
しかし本人は「買ってくださいまし」の告知と他人の感想をリツイートするだけで、全貌は見えてこない。


その後「さそり座ストリップ」を何回も何回も聴いた。
適当に聴いたり、リリックとにらめっこしながら集中して聴いたり、あえて「本当にそんなイイか?」と疑いながら聴いたり、色々な角度から聴きました。
聴くたびに発見があり、好きな曲が増えていく。しかし同時に謎も増えていきました。


これはインタビューが楽しみだな。と考えていたところ、MAKER氏から連絡がきました。
「凄いのができたね。おめでとう。でも分からない所もあるからインタビューとか待ってるね。」
と伝えたら、
「インタビューなんて1件も予定ないすよ。もちろん1st出した時から。」
「なんでこの作品が騒がれないんだ?」と一瞬混乱したと同時に、
「じゃあ僕に話を聞かせてください!」と即答で願い出ていました。
そして、「ぜひ。丸裸にしてください。」と快く承諾してもらった。
せっかくだから絶賛していた呂布カルマへもインタビューに同席していただくよう頼んだ。
「この作品が埋もれてはもったいなさ過ぎる」との意見で一致し、3人でのインタビューが実現しました。


インタビューをしたのは2017年の3月末ですが、
今回、呂布カルマの最新5thアルバム「SUPERSALT」にMAKERも参加するということで、改めて公開することにしました。ぜひアルバムの参考にご覧ください。


それでは、郡上生まれ郡上育ちのラッパーMAKERが生み出した傑作「さそり座ストリップ」を丸裸にしてみましょう。




? ではインタビュー自体初めてということで、まずは自己紹介も含めて少年時代から。



- どういう少年時代でした?できれば生まれ育ちから。


MAKER(以下M) 1988年に郡上で生まれて郡上で育ちました。両親も郡上で、俺は3人兄弟の末っ子なんすけど、兄貴が結構、歳離れてて。長男は12コ上で、次男は8コ上。もう俺ほぼ一人っ子みたいな。
俺が中学の頃には兄貴はもう家にいなくて。だから自分も一人っ子な感覚だし、兄貴も親みたいな感じで何か言ってくる。


- じゃあもう一人っ子みたいに自由に育った感じです?


M いや、あんまり自由じゃなかったですね。器械体操やってて。学校の外の体操クラブで。親父が元々国体に出ていたようなスポーツ選手で、体操クラブの先生やってたから、もう自然にそこへ。
俺も小さい頃からそのクラブ(↑)に出入りしてたし。


呂布カルマ(以下 呂) 「クラブ」の発音が(笑) じゃあバク宙とか余裕なの?


M 昔はできました。今はもうできないす。背伸びちゃって。


- 体操はいつまで続けたんですか?


M 高校退学させられるまで、もうガチガチにやってましたね。高校も特待生で入ったんで。だもんでずっと体操漬けでしたね。


- 退学?その挫折で音楽の道へ?ワルい方へドロップアウトしてラッパーへ!みたいな。あ、でも退学させられてる時点で元からヤンチャだったのか。


M 元からってわけじゃないですけど・・・


バク宙した時にポケットからタバコがバーッてなったり


M いやいやいや(笑)
やっぱり体育会系だし、田舎だし、イケてるやつは何かしらヤンチャでしたね。
俺の場合は「暴力事件」です。問題起こす時は大体。謹慎、停学、退学、3つとも。
んで、まあ地元に帰るんすよ。謹慎とかになると。
瑞浪市の寮がある高校に寮住みで通ってたんですけど、停学中とかは郡上に帰省するんで。
そんで地元に帰ったらM.O.S.A.Dが流行ってて、周りとか先輩とかもみんな聴いてて。
で、先輩が「おい、俺らラップやろうぜ」みたいに言い出して。俺もその気になって。
でも、いざ退学ってなった時には、もうその先輩も別にHIP HOPやらない感じでした。
それでも俺は体操からHIP HOPへフェードイン、フェードアウトみたいになっていきましたね。


体操への未練は全くなかったの?


M 全くないですね。高校入った時点からずっともう補欠だったんで。特待生なのに。
この道には向いてないんだなって思ってて。ただカラオケだけはどこ行っても1番でしたけど(笑)
ホントだーれにも!負けなかったすね(笑)


- じゃあ体操やめてから、思春期というか青春が始まったんですかね。


M そうすね。抑えられてたんで、ずーっと。ずーっと圧縮されてたものがバーンバーンって弾けて。



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レミ街 - MusicaMusica

レミ街 - MusicaMusica

レミ街 - MusicaMusica

名古屋の至宝、天才ポップバンドのセカンド。ファーストも名盤でしたが今回も名盤!毎日聴いてます。このクオリティーの高さはハンパない!前にも書いた気がしますが、21世紀の遊佐未森か架空のジブリサントラって感じの音楽性、歌詞も含めたファンタジックな世界観が本当に素晴らしいです。インディー臭ゼロなプロの仕事。もっと売れてもいいのに。

myspace


Cobblestone Jazz - Modern Deep Left Quartet

Cobblestone Jazz - Modern Deep Left Quartet

Cobblestone Jazz - Modern Deep Left Quartet

前作も良かったですが今作の方が好きです!生演奏と打ち込みが絶妙に絡んだ気持ち良さ、洗練された音の質感はハーバートの名盤 "bodily functions" にも通じるような。クラブ系のアルバムではLoco dice以来のヒットでした!


Jamiroquai - Rock Dust Light Star

Jamiroquai - Rock Dust Light Star

Jamiroquai - Rock Dust Light Star

基本的なラインは毎回同じで金太郎飴状態。。なんですが、今回も相変わらず良いです。ファンキー&グルーヴィー!普通は音楽性を変えずに何年も続けていると確実にマンネリ化してくるので、リスナーも結局昔の曲やアルバムに思い入れを持ってしまう事が多いと思うんですが、不思議とジャミロクワイはいつもフレッシュな感じがします。演奏やアレンジも上手いので毎回聴き込んでしまいます。


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2010年 12月 24日 Shop Blog コラム/特集

VAMPIRE WEEKEND - Contra

VAMPIRE WEEKEND - Contra

VAMPIRE WEEKEND - Contra

NY/ブルックリン発トーキングヘッズの息子達の2nd。ドラムビートが昨今のバンドらしく、つんのめり気味ですが、家で街で車でと、場所を選ばず、自分は小池徹平のような爽やかな人間なんだと勘違いさせてくれる仕上がりです。なんだかんだで今年一番聴きました。クアトロでのライブも大盛り上がりでした。

Holiday (M-3)

Cousins (M-7)


JONSI - Go

JONSI - Go

JONSI - Go

シガーロスのフロントマン、ソロ1st。彼氏とラブラブなのが影響してか、シガーロスよりPOPに仕上がってます。が、やはり良し。ダイアモンドホールでのライブでは報われない恋と知ってか知らずか、ヨン様目当ての若い娘達にキャーキャー言われてました。

Go Do (M-1)


ゆらゆら帝国 - LIVE 2005-2009

ゆらゆら帝国 - LIVE 2005-2009

ゆらゆら帝国 - LIVE 2005-2009

今年解散してしまったゆらゆら帝国のライヴCD+DVD。DVDには2009年のライヴが収録されていますが、神がかってます。妖怪みたいです。間違ってあっちの世界とつながっちゃったみたいな。今年は彼女に振られたことより、ゆらゆら帝国解散のほうがショックでした。残念!


2010年 12月 24日 Shop Blog コラム/特集

Superchunk / majesty shredding

Superchunk - majesty shredding

Superchunk - majesty shredding

数えるほどの新譜しか買わなかった2010年。中でも、待ちに待ったのが、teenage fanclub と今作。プレイボタンを押した瞬間から、涙がちょちょぎれそうになったのを鮮明に覚えています!期待通り (それ以上でも以下でもない) のスーパーチャンク節炸裂のM-1、2、4等、胸がぎゅんと切なさいっぱいになる forever young な名盤!変わらないことの美しさに涙する1枚!

Digging For Something (M-1)


クロマニヨンズ - Oi! Umbobo

クロマニヨンズ - Oi! Umbobo

クロマニヨンズ - Oi! Umbobo

クロマニヨンズの5枚目。もう最高!・・・正直ほかに言うことがありません。ライヴ行った感想でいいですか?ヒロトもマーシーもカッコイイし、もう最高!・・・まあそんな感じです。あとはヒロト細すぎるんじゃないか?とか。ただ、今作の「多摩川ビール」といい、マーシーのせいで縁もゆかりも行ったこともない多摩川に郷愁を感じるようになってしまいました。


モンド (DVD)

モンド (DVD)

モンド (DVD)

トニー・ガトリフ監督作。淡く柔らかい映像と微かに苦い後味が残る良作。しかし、何よりも言いたいのは紀伊國屋書店さん、このDVDを再発していただきありがとうございます。エリセのDVD BOXもありがとうございます。更にはカネフスキーやタルコフスキーなどのDVDリリース、頭が下がります。ついでにカウリスマキの「浮き雲」と、キアロスタミのジグザグ道三部作と「桜桃の味」をどうかお願いします。切に。


2010年 12月 24日 Shop Blog コラム/特集 名駅店

大須店1Fフロア・セレクト

レミ街 - Musica Musica

レミ街 - Musica Musica

レミ街 - Musica Musica

名古屋出身の良質ポップを奏でるグループによるMIDIからの待望のセカンド・アルバム。ファーストも最高でしたが、このセカンド傑作です!打ち込みと生音の絶妙な融合、心地良いメロディー、サウンドに溶け合うヴォーカル、独特の世界観が癖になります。曲が良いので流行に関係なく聴き続けられます。サンプルを直接頂いてから、ほぼ毎日お店で聴いています。こういうのが売れなきゃ日本の音楽シーンの先は暗い!


bo ningen - (S.T.)

bo ningen - (S.T.)

bo ningen - (S.T.)

去年発表したEP「殺したい気持ち」で話題となり、元CANのダモ鈴木氏とも共演したこもあるロンドンを拠点に活動する日本人4人組サイケデリック・ロック・バンドによるデビュー・アルバム。全曲日本語で歌われており、70’sハードロック / サイケ / ノーウェーヴ / などが混ざり合い、ファズギターが暴れまわる轟音サウンド。メロディも人懐っこい感じでいいです。髪型、服装などもかっこよく、過激なライヴも海外で話題になっています。とにかくカッコイイです。ぜひ興味をもった人は聴いてみて下さい。

Koroshitai Kimochi


THE BIG FOUR / 史上最強の夜

THE BIG FOUR / 史上最強の夜

THE BIG FOUR / 史上最強の夜

スラッシュ四天王 (メタリカ / メガデス / アンスラックス / スレイヤー) が一堂に会した奇跡のツアーのブルガリア公演のライヴです。デラックス・エディションは2DVD+5CDという大ヴォリューム仕様。見所は、ほぼ出演者全員参加による "Am I Evil" でしょう!メタリカとムス兄が同じステージにいるなんて...自分含め多くのメタル・ファンが涙した事でしょう。お願いですから THE BIG FOUR で来日してくれませんか?


大須店2Fフロア・セレクト

JOHN LEGEND & THE ROOTS - WAKE UP!(2LP)

JOHN LEGEND & THE ROOTS - WAKE UP!

JOHN LEGEND & THE ROOTS - WAKE UP!

今年もあれやこれや新譜を買いましたが、その中でも一番聴いたのがこの強力タッグによる珠玉の60’s/70’s ソウル名曲カヴァーアルバム。原曲をレコード棚からひっぱり出したり、中古盤を探してみたり、といろいろ楽しませて頂きました。自分の英語力がもうちょっとあれば...と思う今日この頃です.... (奥田)

Wake Up Everybody (M-3)


SYL JOHNSON - Complete Mythology (6LP+4CD)

SYL JOHNSON - Complete Mythology

SYL JOHNSON - Complete Mythology

大須店2F FLOORは、CLUB系担当ですが...昔の音源ももちろん追っかけております。今年も終わりという最近購入で、ギリギリ滑り込みセーフでチャートイン。圧巻の6LP + 4CD + BOOKLET というシカゴ時代音源コンプリートボックスセット。こんなに豪華でしかも懐にもやさしい米NUMEROレーベルさん一世一代のアナログ愛/音楽愛に溢れた大仕事。ということで、来年もアナログ愛で頑張ります。 (奥田)


KING MIDAS SOUND - Waiting for You

KING MIDAS SOUND - Waiting for You

KING MIDAS SOUND - Waiting for You

THE BUG ことKEVIN MARTIN と、「影響を与えた黒いイギリス人作家の50人」のひとりにも選出されるトリニダード・トバゴ出身の詩人ROGER ROBINSON によるユニット。トリップ感満点の冥想的なサウンドと、重量級のベース、呪術的なポエトリー・ヴォーカルは、どこまでも深く幽玄なダブ世界。アートワークやブックレットも秀逸で、ひたすら暗い。 (森)


2010年 12月 24日 Shop Blog コラム/特集 大須店

Marnie Stern - Marnie Stern

Marnie Stern - Marnie Stern

Marnie Stern - Marnie Stern

1stリリース当時、まず最初に強烈なサウンドに衝撃を受け、後に youtube で変拍子でタッピングしながら叫ぶミニスカートの可愛らしい白人少女の映像を見て更に大きな衝撃を受けました。あれから3年、今年セルフタイトルにて発表された3rdアルバムです。まだ20代前半の白人女性ギタリスト。白人女性は老化が早いなんて言われますが、ルックスの劣化はさておき、サウンドは進化中。末恐ろしい女の子。

For Ash (M-1)

myspace


Freelance Whales - Weathervanes

Freelance Whales - Weathervanes

Freelance Whales - Weathervanes

今年の暑い夏、一服の清涼剤になったそんな作品でした。NYの新人5人組の1stアルバム。ここ最近、デビュー作で心動かされる作品って滅多にありませんでしたが、これはPLAYの瞬間に思わず正座です。エモーショナルで美旋律なヴォーカルとバンジョーや鉄琴など、ひと味違うユニークな楽器構成のアンサンブルにシンセが絡む、極上のポップアルバムだと思います。久々にこの先も追い続けたいと思わせてくれたそんな新人バンド。

Hannah (M-2)

Generator 2nd Floor (M-12)

myspace


Matt Pond Pa - Dark Leaves

Matt Pond Pa - Dark Leaves

Matt Pond Pa - Dark Leaves

しばらくリリースが無かったんで、今年待ちに待った新作です。前作は割と骨太ロック路線だったんですが、 今作は原点回帰。「やっぱり Matt Pond はこうでなきゃ」思わずニヤリです。泣きの Matt Pond 節炸裂!悪く言えばマンネリだけどそれを補って余りあるサウンド。個人的にそれがツボ。そんな彼らが大好きなのです。

STARTING (M-1)

REMAINS (M-4)


2010年 12月 24日 Shop Blog コラム/特集

アンスラックス - 狂気のスラッシュ感染

アンスラックス - 狂気のスラッシュ感染

アンスラックス - 狂気のスラッシュ感染

今年は定番、名盤CDの入荷が豊富だったので他にもジャンル問わず店頭で聴いた記憶があります。年間通して店頭でよく流してたのがコレです。久々に聴いた時は感電しちゃいました&聴いたのが久々だった事、メタルの神様どうかボクを見逃してください。ちなみに宮原はよく『オルタナ好きなんだよね?』『メロコア好きな人ですよね?』『よく見ると・・・エモいよね?』と言われますが多分違います。あっ!ウチの姉貴はメタル大好きな人です。 (宮原)


相対性理論 - シンクロニシティーン

相対性理論 - シンクロニシティーン

相対性理論 - シンクロニシティーン

休日の散歩中に彼がよく口ずさんでいた曲がずぅっと気になってて思い切ってたずねてみたら、このバンドの『ペペロンチーノ・キャンディ』という曲でした。すぐに私もCDを買って毎日聴いてました。アルバム全体が摩訶不思議でポップ感に満ち溢れていて彼にも私にもピッタリなBGMです!2010年よく聴きいた作品ですが・・・これからもずぅっと2人で聴いていたいですっ☆ (更家)


スキャンダル - ベスト・スキャンダル

スキャンダル - ベスト・スキャンダル

スキャンダル - ベスト・スキャンダル

夏場に入荷したので何気なく店頭で流しているうちにハマッてしまいました!2ndアルバムも含めガンガン聴いてました。勢い余って着うたも取ってしまいました!金山店夏のテーマは間違いなくスキャンダルです。ちなみにアスナル金山にもイベントで来てましたが観覧できずでした。あ、ウチのバイトちゃんは何故か制服キャラに対抗意識をむき出しにしますが、残念な事にスキャンダルの圧勝です。 (宮原)


BEST3のコメントでもお伝えしましたが、今年はロック、メタル、パンク、オルタナ、ジャズ、レゲエ、などなど、定番/名盤の入荷が豊富だったので店頭でよく流してました。素晴らしい音楽の発見、再発見の繰り返しで楽しく過ごせた金山店の1年だったと思います。2011年も引き続き様々な音楽の発見を繰り返していければと思います。2011年もバナナレコードを、金山店をよろしくお願いいたします。

ん?2011年はもう結構&勘弁してくれ的な事すか?まぁ・・・バイトちゃんのオノロケ話はホンマにもう結構ですねぇ。

2010年 12月 24日 Shop Blog コラム/特集

Bernt Rosengren - Late Date ? A Tribute To Lars Gullin (Mirrors)

Bernt Rosengren - Late Date ? A Tribute To Lars Gullin

Bernt Rosengren - Late Date ? A Tribute To Lars Gullin

スウェーデンのテナー奏者、ローゼングレンによる‘94年録音のラルス・ガリン作品集。そもそもガリン作品集というある種の「冒険」も、同じスウェーデンのテナー奏者ということで違和感は無いのかも。日本のジャズ・ファンにしてみたら少し不思議な感じもしますが。内容はおとなしめのハード・バップで、老若男女、シチュエーションを選ばず聴けるスグレものです。


Don Menza & The Ron Corsaro Trio - Dream Suite (Corsaro)

Don Menza & The Ron Corsaro Trio - Dream Suite

Don Menza & The Ron Corsaro Trio - Dream Suite

まずもってドン・メンザにハズレ無しとはよく言ったもので、当然このアルバムでもコルサロ・トリオの絶妙なサポートも相まって、珠玉の名盤となっています。"Street Of Dreams" や "Darn That Dream" 等、タイトルに "Dream" がつくスタンダード曲集という趣で、大変ロマンティックです。お酒のお供に、愛の語らいに…。


South Rakkas Crew - The Stimulus Package (Mad Decent)

South Rakkas Crew - The Stimulus Package

South Rakkas Crew - The Stimulus Package

カナダを拠点とするレゲエ・アーティストの、2010年頭に出た16曲入りフリーEP。レゲエ、テクノ、ハウス、ブラジル…等のエレクトリックなミクスチャーという趣で、ちょっと聴きレゲエとは思えません。'92年頃のUKレイヴを思い起こさせる作りです。完璧としか言いようがありません。ひょっとしたらまだダウンロード出来るかも。


2010年 12月 24日 Shop Blog コラム/特集

HIRAGEN - Caste (CD)

HIRAGEN - Caste

HIRAGEN - Caste

三重県鈴鹿産 HipHop 集団 "TYRANT" から「ネクスト・トーカイ・キング」最右翼ラッパー HIRAGEN の1stソロアルバム。RACOON CITY という架空の街に君臨する暴君。PVを含めた奇抜なアートワークから湧き立つ反逆性と残虐性。緊張感のあるインダストリアルなビートは、煙たい工業地帯に佇む日常の哀愁を描き、挑発的で過激なリリックは高純度の覚悟をごまかすことなく吐き出しきる。USホワイト・トラッシュのエミネム、UKワーキング・クラスのストリーツ、同じ地点から生まれた驚くべき国産HipHopの奇形児かつある種の到達点。


REDLIGHT feat. Ms.DYNAMITE - What You Talking About (12")

REDLIGHT feat. Ms.DYNAMITE - What You Talking About

REDLIGHT feat. Ms.DYNAMITE - What You Talking About

CLIPZ として Full Cycle より Drum’n’Bass をリリースしていたブリストルの若き才能と、UKGarage/Grime シーンの姉御、強烈タッグによるキラー・チューン。Ms.DYNAMITE のUSメインストリームにもアピール出来るラップとオートチューンは盛り上がり必至。REDLIGHT によるトラック "MDMAリディム" では Dubstep/Grime を基調にUK Funky/B-More/Skweee/etc...など、UKアーバンを始めとする最新ダンス・ミュージック見本市の様な雑食ビートがメロウかつバウンシーに鳴らされる今年を象徴する1曲。PVも素敵です。

What you talking about


Aimee Mann - Bachelor No.2 (CD)

Aimee Mann - Bachelor No.2

Aimee Mann - Bachelor No.2

中古レコード屋らしく旧譜も。USインディー・シーンを代表する女性SSWによるソロ3rd。10年前の作品ですが店頭BGMとして今年大活躍してくれました。映画「マグノリア」で使用され(本来はマグノリア自体がマンの楽曲を基に作られた映画)グラミー賞も獲得した「セイヴ・ミー」収録。クールでドライな歌声とシンプルで品のある演奏に、マン独特のウィットに富んだ歌詞世界が絡み、様々な表情を魅せる飽きの来ないアルバムに仕上がっています。ぜひ対訳付の国内盤で。

Save Me


HIRAGEN の他に名古屋=JET CITY では呂布カルマも見逃せません。MSC以降のトレンド、SCARS?SD JUNKSTA?PSG らの関東勢に負けじと、大阪の韻踏合組合や福岡RAMB CAMP など地方勢に加えベテラン組も盛り上がり、日本語ラップの面白さは年々拡大ヒートアップ中です。REDLIGHT 周辺に絡み、JAMES BLAKE ら Post Dubstep 勢と FLYING LOTUS など LA Beat 勢とのリンクがエレクトロ界隈も巻き込み、質、量ともに充実した1年でした。来年もバナナレコード岐阜店をよろしくお願いします。

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2010年 12月 24日 Shop Blog コラム/特集 岐阜店

JIMI HENDRIX - Valleys Of Neptune

JIMI HENDRIX - Valleys Of Neptune

JIMI HENDRIX - Valleys Of Neptune

未発表スタジオ録音集。今回の目玉のタイトル曲は評判どおり最高ですし、次曲の"Bleeding Heart"なんて既発の音源より、断然グレイト!冒頭から腰にくる「ズンチャ、ドゥルルンツクズクズン」のリフレインからもうテンション上がりっぱなし です。そろそろ "Red House" とかのシブさが解かるようになりたいですが。


PILEDRIVER - Turn Anger Into Light

PILEDRIVER - Turn Anger Into Light

PILEDRIVER - Turn Anger Into Light

M.Y.B.C.!!!!!!個人的にも猛烈に待望だった1stアルバム!怒りや悲しみを漲る情熱へと消化し優しさすらも感じられる音と言 葉!特にライヴでも確実に盛り上がるあの激大名曲 "Fight For Freedom" の初スタジオ音源には最高に燃えます!


町田良夫 - The Spirit Of Beauty

町田良夫 - The Spirit Of Beauty

町田良夫 - The Spirit Of Beauty

ボーダーレスな音楽レーベル "amorfon" を主宰するスティールパン奏者。オシャレなショップのBGMには最適といえる生ぬるい音楽ではな く、ポストロックや現代音楽の要素もあり、とにかく癒されます。今年は、引越しなどその他もろもろの理由で、疲れがたまり、癒しを求めた一年でした。


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JONSI - Go

JONSI - Go

JONSI - Go

シガー・ロス、フロントマンの初ソロ作品。一曲目を聴いた時は、ポップだなと少々驚きもありましたが、流れていくうちに、そんな違和感などはすぐに消えていて、壮大で美しい世界観に引き込まれていきます。美しい旋律のラストナンバーはもう感動どころじゃありません。素晴らしすぎる傑作アルバムです。

Go Do (M-1)


トクマル・シューゴ - ポート・エントロピー

トクマル・シューゴ - ポート・エントロピー

トクマル・シューゴ - ポート・エントロピー

トクマルシューゴさんのポップワールド全開の4作目。多数の生楽器を使った遊び心も溢れた楽しいサウンド。Lahahaから、RmHeeへの流れも上がりますね。アートワークはもちろん作品の全体を通しても非常に素晴らしいです。トクマルさんの作品は全作ともに長く聴き続けれる、大切に持っておきたい作品です。


王舟 - 賛成

王舟 - 賛成

王舟 - 賛成

自主制作盤から一枚、これが非常に素晴らしかったんで紹介させていただきます。東京で活動しているシンガーソングライターなんですが、ギターのアルペジオから始まる一曲目から心地良いメロディ-とサウンドに引き込まれます。非常に丁寧に作り込まれた作品です。今の季節にもぴったりかもしれません。ちなみに、もう一枚のタイランドも素晴らしいのでぜひ!


2010年 12月 24日 Shop Blog コラム/特集

横浜には、かつて多くのソウルバーがあり、幅広くブラックミュージックへの愛情が深い場所でした。そのルーツの良さの再確認と、復活が感じられた年でした。

El Debarge - Second Chance

El Debarge - Second Chance

El Debarge - Second Chance

16年振りのソロですが、往年の声も健在で完全復活といっていいでしょう。変わらぬ美ファルセット・ヴォイスで、アルバムコンセプトは、「失ったものを取り戻す物語」との事でグットきます。セカンド・チャンスを逃すことなく、かつての様に返り咲いてほしいものです。

Second Chance (M-13)


R.Kelly - Love Letter

R.Kelly - Love Letter

R.Kelly - Love Letter

この15作は、サム・クック、マーヴィン・ゲイといった往年のソウル・レジェンドにインスパイアされた、オールド・ソウル色の王道作です。アルバムのジャケット含め、50?60年黄金時代の音楽に回帰した、メロディーありきの活力みなぎるラブソング集となっています。


Mavis Staples - You Are Not Alone

Mavis Staples - You Are Not Alone

Mavis Staples - You Are Not Alone

Wilco のジェフ・トゥイーティーがプロデュース。現在70歳ですが、生々しくエモーショナルな歌声で、トラディショナルなゴスペル・ソウルを聞かせてくれます。ランディ・ニューマン、CCRなどの好カバー、ステイプル・シンガーズ時代の再演も収録されています。シカゴの才能結集の力作です。

You Are Not Alone (M-2)


2010年 12月 24日 Shop Blog コラム/特集

HIP-HOPの、SoundCloud, YouTube, FREE DL, TWITTER 等を使いこなした活発な動き、BEEF、"We Are The Same Asian" 他、日中関係について思うこと、Float like a butterfly, sting like a bee. を実行、アーティスト、リスナーのやりとり諸々にワクワクしました。最先端のものはいつだって心を躍らせてくれます。

DORAID - Fight Against Oneself

DORAID - Fight Against Oneself

DORAID - Fight Against Oneself

最先端のものはいつだって心を躍らせてくれるものDEATHが、不変の美学もまた然り。地獄行き列車超特急。極悪レミーの蒔いた種は、いつの時代も各所で花を咲かせ、廃ることなく、燦々と。微塵も抜かりない意匠に包まれたポリ塩化ビニル盤から鳴るソウルスクリーム、魂の叫び。Music Is Not Burning With Boredom Now !! (坂田)


GARY WAR - Police Water

GARY WAR - Police Water

GARY WAR - Police Water

BLANK DOGS と ALIEL PINK の隙間からUSインディーの玉座を狙う男がやってくれました。お得意のグジュングジュン・サイケギターに加え THOMAS LEER や WICKED WITCH の様な人力エレクトリックを獲得したからもう大変。3D時代のサイバーインディーロックとして指針となりそうな今年の重要盤です。 (野村)


DINARY DELTA FORCE - SOUNDTRACK TO THE BED TOWN

DINARY DELTA FORCE - SOUNDTRACK TO THE BED TOWN

DINARY DELTA FORCE - SOUNDTRACK TO THE BED TOWN

JUSWANNA 同様、こちらも2LPを買っておけば良かった。アルバム全体を通して充満する煙の黒さが五臓六腑にまで染みわたる9年越しの1st。まるで全盛期の BOOTCAMP を日本版フィルターに通し、そこにさらなるビートの重さと若干のウィットを乗せたような藤沢発純国産 HIP-HOP。そして、そこに新たに生まれる中毒性。みんなで学食で昼飯を食べることからドロップアウトし、端のベンチで一人、これを聴きながらパンをかじった日もあったなぁ。 (五十嵐)

BED TOWN ANTHEM


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2010年 12月 24日 Shop Blog コラム/特集
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大須店3階増床リニューアルオープンのお知らせ

大須店3階増床リニューアルオープンのお知らせ

4月28日(金) 大須店の3階フロアが「ジャズ、クラシック、ワールド・ミュージック専門フロア」に増床リニューアル!東海地区No.1の品揃えとなります!

バナナレコード京都店 9月4日オープン

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『バナナレコード京都店』は、京都河原町駅から徒歩5分にある「カメラのナニワ京都店」2階フロアに9月4日オープンします!

【大須店1F】話題のレコードプレイヤー

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